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男性の育休取得期間は5日未満が56%で取得率は6%|実際はいつからいつまで取れるもの?

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近年は男性の育休取得が増えてきたと言われています。けれど実際には男性の育休取得率は低く、取得している期間も短いのが実情です。

今回は男性の育休取得率や取得期間について、実際にはいつからいつまで取得できるものなのか、長期間にわたって取得した実体験も併せてご紹介していきます。

育休の取得状況

育休の平均取得率

近年は男性の育休取得が増えてきたと言われていますが、その実態を見てみましょう。

【育休取得率(平成30年度)】
女性:82.2%
男性: 6.16%

参照元:厚生労働省|男性の育児休業の取得状況と取得促進のための取組について

 

男性の育休取得が増えてきたと言ってもその取得率はわずか6%しかありません。

 

10年前は1.38%なので、確かに増えたと言えば増えてはいますが、子どもが生まれた男性社員が100人いだとして6人しか育休取得をしていないという状況です。

 

育休の平均取得期間

実際に育休を取得している人がどれだけの期間を取得しているのか見ていきましょう。

【育休取得期間が5日未満(平成27年度)】
女性: 0.8%
男性:56.9%

参照元:厚生労働省|男性の育児休業の取得状況と取得促進のための取組について

 

男性の育休取得日数は5日未満の人が56.9%という衝撃。100人のうち育休を取得したのが6人。そのうちの3人は1週間以内に職場に戻ってきているということになります。

 

1週間以内の育休では何も育ちません。育児の大変さも何もわからず、本当にただの休養でしかありません。育休を長期取得した僕からすると育休を取得して3か月が過ぎてからが本当にしんどくなります。

 

5日未満の育休取得は育児体験という程度の期間でしかありません。

育休が取得できる期間

基本的な育休の期間

男性はいつからいつまで育休が取得できるか把握していない人が多いです。そもそも日常でそんな話題にならないですからね。

育休が取得できる期間は基本的には男女とも変わりません。

取得開始:子どもが生まれてすぐ
取得終了:子が1歳を迎える前日まで

女性の場合は産休があり、産後休業(出産日から56日間)の後から取得することになります。

 

1年間は育休が取得できる制度になっているのに男性の半数以上は5日未満の取得です。いかに取得期間が短いかがわかります。

 

しかも上記は基本的な期間であり、申請をすれば育休期間を延長することが可能です。

 

延長による育休期間

育休を延長する制度としては以下の3パターンがあります。

【パパ休暇】
出産後8週以内の期間内にパパが育休を取得していた場合にパパの再度の育休取得が可能

【パパ・ママ育休プラス】
夫婦共に育休を取得していた場合に1歳2ヶ月まで延長することが可能

【最長期間】
保育園に入れない場合などやむを得ない事情がある場合に子が2歳になる前日まで延長が可能

 

育休を延長するには申請が必ず必要です。そして延長には条件があります。詳しくは以下の記事を確認してみてください。

育休を取得できない原因

なぜここまで男性が育休を取得できないのでしょうか。

実際に育休を取得することで感じた不安から原因を挙げてみます。

休ませてもらえない

まずは大前提に休ませてもらえない。もしくは休みたいと言いにくいという職場の環境があります。

理解のない上司や職場の同僚から圧力をかけられたり、心ない言葉を投げかけられます。実際に僕も「休むって何考えてるの?」と言われました。

 

制度としては整っているものの、まだまだ男性の育休が理解されていないということがうかがえます。ただし、女性社員や若手社員は比較的、理解があることは実感としてありました。

出世ができない

育休を取ってしまうことで出世ができないということを気にする人も多いです。

「休む人に重要な仕事は任せられない」という価値観が残っている企業もまだ多くあります。

 

しかし残念なことに休もうが休まなかろうが、会社で出世をしたところで対してメリットはありません。責任は大きくなるのに給料はほとんど上がらないのが実情です。

 

会社で出世を考えて精神をすり減らすよりも、育休を取得しているうちにビジネスを考えたり、副業の準備を進める方が経済的にも精神的にも健康的です。

 

収入面が不安

育休を取ってしまうと収入面が不安という人もいます。

実際に育休取得を検討するまで知る機会が少ないですが、育休中は会社からの給料は出ないものの「育児休業給付金」という手当が支給されます。

 

この給付金は雇用保険を払ってきていれば支給されるため、ほとんどの人が受給できるはずです。その支給額は給料の67%ですが、非課税のため所得税がかからず、住民税にも加算されません。

また、社会保険と雇用保険も免除になるため、実質の手取りはあまり変わりません。

 

育児休業給付金について詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

 

そもそも頭にない

そもそも育休を取得するという概念が頭にないという人もいます。

 

そういう人は子育てに参加することなく、そのまま上司になった時には育休にも理解がありません。

僕の上司はそういうタイプの人間で「育休取って何するの?」と平気で言ってきます。

 

これからの社会で男性の育児や育休に理解のない会社は先が知れています。会社の事業の良し悪しに関わらず、そういった働き方では優秀な人材が離れていってしまうからです。

 

会社がそうならないためにも、自分自身が理解のない上司にならないためにも育休を取得することは必要なことであると考えましょう。

長期間の育休を取得した結果

実際に僕は育休を10か月にわたって取得しました。

育休を取得する前と取得後にどうなったかを参考までにご紹介します。

育休取得前は心無い言葉と不安でストレスがかかる

育休前は上司からの心無い言葉や、様々な不安からかなりストレスがかかります。

基本的に上司は休むことにネガティブなので引継ぎもさせてもらえず、ずっとモヤモヤしていました。そういう時は人事と取得日を先に決めてしまえば引継ぎをせざるを得なくなるので、上司には声をかけつつ自分で手続きを進めてしまいましょう。

またこれから子どもが生まれてお金が必要になるのに休職してしまって大丈夫なのかという不安が一番強く感じます。ですが実際には出産や育児で様々な給付金があるので活用していけば困るということはないので、気にせず育休を取得しましょう。

 

育休を取得してみれば気持ちは楽に

育休を取得してみれば最初は出勤しないことに慣れませんが、次第に気持ちは楽になっていきます。

 

最初の一か月ほどは慣れないことも多くて育児以外に何もできないまま日々が過ぎていき、2~3か月が経ったころには少し余裕ができて視野が広がっていきます。

 

会社で働くという概念しかなかったものが、広い視野で見ることができるようになります。

 

「もっとこういうものがあれば良いのに」といった気づきやアイデアが生まれてくるので、育休を取得することは今後の社会人人生にも大きく良い影響を与えてくれます。

 

育休取得後は余裕をもった働き方ができるように

育休を取得した後は余裕を持った働き方ができるようになりました。

 

実は育休中に今まで関わってきたことのない分野を勉強するようになったのですが、それが復帰した仕事内容に活かせる知識になっていて育休取得前よりも成果を出せるようになった上に、働くことのストレスが減りました。

 

会社で働くことが全てではないことに気付き、無理をしない働き方ができるようになったのです。

 

育休を取得して会社から一度離れてみれば見えてくるものがあり、育児という観点以外にも育休は意味のあるものと言えます。

まとめ:もっと育休をとって幸せな働き方をするべき

男性の育休取得期間は5日未満が56%で取得率は6%しかありません。

これではどれだけ女性が育児に苦労しているかを知ることはできませんし、育児に理解のある社会を作ることはできません。

 

育休を取得してみれば視野が広くなり、余裕を持った働き方をすることができます。

さらには家族との絆も深まり、復帰後には仕事もプライベートも充実した生活を送ることができます。

 

育休を取得すれば自分にとって幸せな働き方が見えてきます。

制度を活用して幸せな働き方をしていきましょう。

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