
こんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
・SEOとは何か
・SEOを意識したブログの書き方
ブログを始めたけど誰にも読んでもらえず、SEOという言葉を目にするものの何をすれば良いのかわからないという人も多いはず。
本記事ではブログ初心者向けにSEOを意識したブログの書き方をわかりやすくまとめてみました。少しずつ地道にブログへのアクセスを増やしたいという人は参考にしてください。
SEOとは
そもそもSEOとは何なのかを知らなければ取り組もうにも何を目指せば良いのかわかりません。SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字をとった略称です。簡単に言うと、Google検索をした際に表示される検索結果で、最初に表示される記事を作るようにすることです。
検索結果で上位に表示されるにはブログや記事に対してGoogleから評価をしてもらう必要があり、この評価を上げるための対策をSEO対策と呼びます。
検索結果で上位に表示されるようになれば、記事を見てもらう数が格段に増えるので、ブログなどで情報発信をしている人はSEOを意識してコンテンツを作っているのです。
SEOを意識したブログの書き方
SEOで評価をしてもらうには、誰かの役に立つクオリティの高い情報を発信する必要がありますが、コンテンツそのもの以外にもSEO対策で意識するべきポイントがあります。ここからは、SEOで高評価をつけてもらうためのブログの書き方を解説していきます。
まずはブログ作りをする際に重要な3つのポイントをご紹介します。
1.SEOはキーワード選びが一番重要
2.検索意図を理解する
3.構成を作ってブレないブログ作り
順番に見ていきましょう。
SEOはキーワード選びが一番重要
SEOで一番重要なのがキーワード選定です。キーワードとは検索をする際に入力する単語のことで、たとえば「コーヒー 美味しい 入れ方」で検索をした場合には以下のような検索結果が表示されます。
このキーワードで1位に表示されれば、コーヒーをコーヒーを美味しく入れる方法を知りたいという多くの人に記事を見てもらうことができます。
ここでポイントなのが、「淹れ方」で検索する人よりも「入れ方」で検索する人が多いということです。言葉としてはどちらでも良いものですが、より多く検索されるキーワードをターゲットにすることでブログの書き方が変わってきます。
ブログを書き始める前にまずはターゲットとするキーワードをしっかりと選定するようにしましょう。
検索意図を理解する
キーワードを決めたら次はそのキーワードで検索する人の意図を理解しておきましょう。
先ほどの「コーヒー 美味しい 入れ方」で検索する場合、「コーヒーを美味しく入れるための手順を知りたい」という検索意図がありますが、潜在的には、「美味しいコーヒーが飲みたい」という目的があります。
この場合にはコーヒーの入れ方を解説するだけでなく、美味しく飲むための道具なども一緒に解説するとより良いコンテンツになるかもしれません。潜在的にある検索意図をくみ取ることで、ユーザーにより良いコンテンツを提供することができるようになります。
ユーザーの潜在的な検索意図は、実際の検索結果をチェックすることである程度わかります。最初はキーワードに対して何の情報を提供すれば良いかわかりにくいかもしれませんが、検索結果をチェックした上で検索意図を考えてみるのが良いでしょう。
構成を作ってブレないブログ作り
ターゲットとするキーワードが決まり、検索意図を理解したら次は記事の構成を作りましょう。いきなり文章を書き始めるとコンテンツとしてまとまりのないものとなってしまいます。
たとえば「コーヒー 美味しい 入れ方」の場合だと以下のような構成になります。
かなりざっくりとした構成にしてしまっていますが、上記のように先に構成を作ることで、コンテンツとして内容がブレることなく書くことができます。
SEOに強いブログの書き方
SEOを意識したブログの書き方の基本がわかったら、さらにSEOに強くなるポイントを押さえていきましょう。
ポイントは以下の7つです。
・タイトルは28文字以内にする
・記事の文字数は2,000文字以上にする
・冒頭にキーワードを盛り込む
・見出しごとに画像を入れる
・適切にmetaタグを設置する
・meta descriptionを設定する
・ブログ公開後はリライトが必須
順番に見ていきましょう。
タイトルは28文字以内にする
タイトルはとても重要な要素ですが、できる限り28文字以内で収めるようにしましょう。検索結果で表示される文字数が最小で32文字とされていますが、サイトやデバイスによって表示される文字数が異なります。
28文字以内であれば確実にタイトル全てが表示されるので、28文字を目安に端的にわかりやすいタイトルを設定しましょう。長くても32文字までと意識してタイトルを作ればOKです。もちろんキーワードも盛り込むようにしましょう。
記事の文字数は2,000文字以上にする
1記事あたりの文字数は少なくとも2,000文字以上にしましょう。文字数が多ければSEOの評価が高くなるわけではありませんが、「文字数が少なすぎる=コンテンツとしての情報量が少ない」ということになるので、ある程度の情報量を盛り込む必要があります。
とは言え、必要のない文章をだらだら書いて文字数を稼いでもユーザーにとって有益な情報が提供できていないことになり、クオリティの低いコンテンツとみなされてしまうため、必要な情報を体系的にまとめたコンテンツ作りを意識しましょう。
検索結果の上位に表示されているコンテンツはおよそ2,000文字~4,000文字前後のものが多いので、最初は文を書く練習と思って2,000文字以上を目安に取り組んでみてください。
冒頭にキーワードを盛り込む
最初に決めたターゲットとするキーワードはなるべく盛り込むように意識しましょう。特に記事の冒頭や、見出しごとの冒頭にキーワードをなるべく散りばめることで、検索結果に反映されやすい記事にすることができます。
ただし、キーワードを入れるために無理やり書いた結果、違和感のある文章になってしまうと逆効果です。必要な個所に必要なだけキーワードを盛り込むようにしましょう。
見出しごとに画像を入れる
意外と重要なのが画像です。文章を読んでいる方はしっかり全文を読むわけでなく、さっと流し読みをしているケースが多いです。その際に効果的なのが画像です。
見出しが変わるごとに画像を入れることで、いったん画像にユーザーの目が留まります。その際に見出しとリンクした画像を入れておくことで、その項目に書かれている内容がイメージでインプットされます。興味がある項目で目を留めてもらいやすくなるため、画像の効果は大きいのです。
加えてaltタグもしっかり設定するようにしましょう。altタグを入力すれば代替テキストの設定をすることができます。代替テキストとはGoogleが画像の情報を文字で理解するための情報となっていて、適切に設定することでSEOの評価につながります。
適切にmetaタグを設置する
SEOを強くするにはmetaタグも適切に設置するようにしましょう。metaタグには何を設定すれば良いかわからないという人もいると思います。
たとえばコーヒーに関するブログを書いていた場合にカテゴリには「入れ方」や「豆」や「カフェ」などといったものが考えられます。metaタグはそれらのカテゴリに囚われず、横ぐしで利用するキーワードのことです。
・サイフォンを使った入れ方
・サイフォンで抽出するのに適した豆
・サイフォンで入れたコーヒーが看板メニューのカフェ
それぞれのカテゴリで上記の記事をアップした場合、共通したキーワードが「サイフォン」となります。つまりこれらの記事に「サイフォン」のmetaタグを設定することでサイフォンに関する情報がひとつのタグに集約させることができます。
SEOに強いブログを作るにはこのタグ設定を的確に行いましょう。
meta descriptionを設定する
meta descriptionとはWebページの概要をまとめた情報です。meta descriptionは別名で「スニペット」とも呼ばれます。meta descriptionは設定をしなくてもGoogleに自動で生成されます。
meta descriptionは設定してもSEOには直接影響ありません。ただし検索結果のタイトル下に表示される文章がmeta descriptionで設定した文章となるため、きちんと設定しておくことで、クリック率が向上します。
クリックが増えることで結果的にSEO効果が生まれるようになります。
ブログ公開後はリライトが必須
ブログで記事を公開したらそこで終わりではありません。むしろリライトすることを前提に記事を公開するぐらいでOKです。
公開した記事はリライトすることでSEOの評価が高まります。特に最初のうちは作った記事をどんどんリライトをしていかなければ検索結果で表示されることはありません。
公開時点の出来は80%くらいで良いので、記事をどんどん公開しては3か月ごとを目安にリライトするようにしましょう。
SEOで注意しておくポイント
SEOを意識したブログの書き方について解説してきましたが、ここからはSEOにおいて注意しておくべきポイントをご紹介しておきます。
最低限理解しておくべき事項なのでしっかり理解しておきましょう。
コピーコンテンツはNG
記事を書く際に他の人が発信している情報をそのままコピーして自分の記事として発信する行為はNGです。重複コンテンツと捉えられればSEOの評価は下がってしまいます。
ブログ上級者の書き方を真似することはOKですが、内容をコピーする行為だけは絶対にしないようにしましょう。
YMYLだけは絶対書かない
YMYLのジャンルだけは初心者ブロガーは避けましょう。YMYLは「Your Money or Your Life」の略で健康や医療、お金などの人生に大きな影響を与える分野のことを差します。
これらのジャンルの記事には情報の信ぴょう性や権威性が重要となるので、個人ブロガーで検索上位を取ることはほぼ不可能です。
検索結果にかすることもほぼないため、いくら記事を書いても見てもらえることがなく、モチベーションも下がってしまうのでYMYLのジャンルだけは絶対に書かないようにしましょう。
競合性の高いキーワードは外す
ブログを多くの人に見てもらうには、より検索されるキーワードで上位表示する必要があります。ただし検索ボリュームが多いキーワードは企業や上級ブロガーも上位表示を狙っているため、ブログ初心者が検索上位を取るのはほとんど不可能です。
ブログ初心者は競合性の高いキーワードを狙わず、検索ボリュームは多少減るもののライバルが少ないキーワードをターゲットにして記事を書くようにしましょう。
少しずつアクセスが増えることで上位表示されやすくなるので、まずは競合性の低いキーワードを攻略していきましょう。
ドメインパワーをつけよう
SEOにはドメインパワーと呼ばれるものがあります。同じ記事をアップしたとしてもドメインパワーがあるサイトでは上位表示されやすく、反対にドメインパワーが無ければ上位表示されにくくなります。
ドメインパワーはサイトへのアクセスが増えることで増えていきます。またドメインが古いほどドメインパワーがつきやすくなります。
前項でご紹介したように競合性の低いキーワードでアクセスを増やしつつ、時間をかけてドメインパワーをつけることで上位表示がしやすくなるので、時間をかけてアクセス増やすことが一番のSEO対策になります。
まとめ
本記事ではSEOを意識したブログの書き方についてご紹介してきました。
ポイントはいくつもありますが、一番大事なのはライティングをする前の記事設計です。
1.SEOはキーワード選びが一番重要
2.検索意図を理解する
3.構成を作ってブレないブログ作り
上記を押さえた上で、以下のポイントを押さえてSEOに強い記事作りをしましょう。
・タイトルは28文字以内にする
・記事の文字数は2,000文字以上にする
・冒頭にキーワードを盛り込む
・見出しごとに画像を入れる
・適切にmetaタグを設置する
・meta descriptionを設定する
・ブログ公開後はリライトが必須
まずはこれらのポイントを意識して時間をかけてブログを作り上げていきましょう。最初は1記事を書くのにもかなり時間がかかってしまいますが、積み上げることでどんどんスピードが上がってきます。