台風が頻繁に訪れる日本ではいち早く台風情報を取得したいものですよね。
テレビや気象庁の情報では台風の情報や天気図を見ることはできますが、これから温帯低気圧が発生しそうかどうかという情報までは発信されません。
今回は台風が来る前により早く最新情報を確認できる方法をまとめました。
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【2020年の台風情報】発生状況と被害が起きた時の対策
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もくじ
台風の最新情報を確認する3つの方法
台風の最新情報を確認するには3つの方法があります。
どれも聞き馴染みがないものですが、最新情報を扱うだけあって本格的な情報提供をしています。
順番に見ていきましょう。
合同台風警報センター(JTWC)
合同台風警報センター(JTWC)とはアメリカ海軍とアメリカ空軍がハワイ州真珠湾海軍基地に共同で設置した、アメリカ国防総省の機関です。
上記の画像(参照元:合同台風警報センター(JTWC))のように台風がどこに発生しそうかが、一目でわかるような情報提供をしています。
【画像の見方】
黄色の丸・・・24時間以内には発達しなそう
オレンジの丸・・・発達の可能性が高いが、24時間以上かかる
赤い丸・・・24時間以内に発達する
赤矢印・・・熱帯低気圧・台風※上から順に発達していく
米軍が取り扱う情報なので英語表記になっていますが、一般人でも利用は可能になっています。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
ヨーロッパ中期予報センターでも、アジアの台風進路予想をしています。
気象庁や前述の米軍サイトが5日後までの情報なのに対し、ヨーロッパ中期予報センターは10日後までの情報を提供しています。
上記の画像(参照元:ヨーロッパ中期予報センター)をパッと見ただけだと判断しにくいですが、黄⇒緑⇒青と色が変わっていくごとに気圧が上昇していることになります。
Windy.com
Windy.comは天気予報を視覚的にとらえる優れたツールで、世界中の風の動きを見ることができます。
上記の画像(参照元:Windy.com)をドラッグしてカーソルを動かすことで、見たいエリアの情報を得ることができます。
9日後までの情報を見ることができ、風だけでなく気温や雨の情報も見ることができるので、ピンポイントなエリアで数日先が雨なのか気温は高いのかなどを見ることができます。
台風のたまごは定義がないので情報が得にくい
「台風のたまご」は正式な名称ではなく、台風になりそうな熱帯低気圧のことを「台風のたまご」と呼ばれています。
正式名称ではないため、たまごの時点では情報発信されることが少なく、普通に生活をしているとたまごの時点では情報を得るのが難しいのです。
本記事でご紹介した上記の3つのサイトでは、常に気圧の情報を流しているため、一般の人でも早いうちに台風の情報を得ることができます。
特に台風がいち早く上陸しやすい沖縄県の人は、台風が発生する前から情報を得ておくと準備がしやすいため、今回ご紹介したようなサイトを利用して情報を得てみてはいかがでしょうか。